Smiley face
写真・図版
札幌市時計台=2020年11月

 札幌市は21日、市内の文化・体育施設など283施設の使用料金を値上げすると発表した。人件費や燃料代、光熱費など物価上昇の影響といい「コスト増加分のみを反映した」(財政局)としている。28日開会の定例議会に条例改正の議案を提出する。

 中でも値上げ率が大きいのは札幌市時計台(中央区)。一般の観覧料は200円から350円と、改定率は75%となる。体育施設やつどーむなど一般料金の多くが値上げされる一方、「札幌芸術の森」や「青少年科学館」などでは大学生・高校生の料金を一般の半額にする。

 また、住民票などの窓口交付分の手数料は1通350円から400円になる一方、コンビニ交付分は250円から200円に値下げする。

 札幌市は一連の改定で年間7億円弱の収入増を見込む。改定のタイミングはそれぞれ異なり、多くは来年4月の見込みだ。(原知恵子)

札幌市が見直す予定の主な料金

<使用料>

区民・地区・コミュニティセンターの貸室(30平方メートルまで、全日)

2千円→2300円

時計台の観覧料(一般)

200円→350円

体育施設(一般)

390円→430円

青少年科学館(一般)

700円→800円

札幌駅北口地下駐車場

340円/時→500円/時

<手数料>

窓口交付分の住民票

350円/通→400円/通

<負担金>

児童クラブの延長利用料

2千円/月→2300円/月

共有